失ってしまった歯を回復させるためには、いくつかの方法があります。
まず入れ歯。比較的手軽な方法で費用もあまりかかりませんが、見た目や咬み心地にはやはり違和感があり、咬む力もおよそ半分に。
味覚も大きく変わってしまい、また、口臭が気になる場合もあります。
もう1つよく用いられるのがブリッジ。差し歯を両隣りの自分の歯で支える方法です。こちらも費用的には手頃ですが、ブリッジ装着のために両隣りの健康な歯を削らなければなりません。
しかし入れ歯もブリッジも、支える歯に負担がかかるため、使い続けると健康な歯まで悪くしてしまう恐れがあります。
当院でおすすめしているのは、「第二の永久歯」とも呼ばれるインプラントです。歯の根元を支える骨の部分に人工歯根を植え、その上に差し歯を被せる方法。咬み心地も見た目も天然歯のように自然で、自分の歯が健康だった頃の素晴らしい毎日を取り戻すことができます。
ブローネマルクシステム
世界でもっとも使われているインプラントです。
インプラントにはさまざまな種類があり(100~200種類あると言われています)、それぞれに特長が異なります。
当院で採用しているのは、世界初のインプラントとして長い歴史を持ち、これまでに140万人以上が治療を受けたと言われるブローネマルクシステム。その実績から、信頼性の高さは折り紙つき。頻繁なモデルチェンジなどにより、メンテンナスに必要な素材の提供が受けられない、という心配もありません。
インプラント手術
インプラント手術は、細菌感染を防ぐため、2回に分けて行われます。
- step1
- 歯肉を切開し、人工歯根を骨の中に埋入します。歯肉を縫合して数ヵ月後、チタン製の人工歯根は骨としっかり接合されます。
- step2
- 再び歯肉を切開して、人工歯根の先端に、差し歯を装着するためのスクリューを取り付けます。
- step3
- しっかりした人工歯根の土台ができたら、その上に差し歯かぶせます。数週間おきに状態をチェックし、問題がなければ完了です。